介護の専門的な技術と知識を学ぶ「初任者研修」
介護職員初任者研修は、厚生労働省が専門的な介護者の育成の為に打ち出した資格です。ご存知のように今日本は高齢化が進んでおり、４人に１人が高齢者という「超高齢化社会」になっています。高齢者のうち、全員が介護が必要な状態ではありませんが、これからは団塊の世代の方達が年を取るに従って要介護状態の方が増えていくことは容易に想像がつきます。
その為、介護に携わる人、例えば介護職や家族を介護している人に対して、専門的な知識と技術を取得していくための最初の道しるべの一つとして、介護職員初任者研修が始まったのです。介護という内容は、実は幅広い内容です。介護とは、日常生活に支障がある人に対してサポートをするという意味です。日常生活を細かくみると、朝起きて着替えるという簡単な行為も数種類の行為から成り立ってます。
朝目覚める⇒起き上がってベットに座る⇒ベットから立ち上がる⇒今日着る服を考える⇒服をタンスから取り出す⇒パジャマを脱ぐ、たたむ⇒服を着る。簡単に考えてもこれだけの行為になります。介護は、私たちが当たり前にできているこれらの流れの一部に支障がある方に対してサポートしていくこと、これが仕事になります。
食事の食べる介助、おむつ交換、歩行の介助、会話、コミュニケーションなど介護は幅広い内容です。これらをサポートするための術を、介護職員初任者研修は学ぶことができるのです。介護に興味がある方、新しく介護を仕事として考えている方は、この資格は入門編ともいえるので取りやすいと思います。
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